胃がん　闘病記

実際に胃がんにかかれば当の患者はもちろん、その家族も当事者といわざるを得ないであろう。

そんな胃がんの患者の絶望や不安な情況から脱出するため、心の持ち様などを過去の経験者たちの胃がんの闘病記からヒントを得て自分を冷静にみつめることができるかもしれない。

⇒数々のガン患者を完治させてきた食事法

ここでは巷にあまたある胃がんの闘病記の内容について検証してみよう。

まず、患者本人による日記形式の日常を書き綴った「胃がんの闘病記」胃がんの検診から告知、実際の医療スタッフとの治療のうえでの関係、時として不信感を募らせたり、時には励まされたり、色々な局面を乗り越えてその時々に感じた思いや、出来事を足跡として残していく。

これらの著者は有名人から一般人までさまざまであり、手記といったスタイルだけではなく、家族への思いや文中に未来への願いなどをちりばめたメッセージ、等実に十人十色である。

また、あるジャーナリストの手記は現在の医療のあり方についての問題提起など視点鋭い本職のプライドをにじませた胃がんの闘病記なども一読に値するものであろう。

しかし、万が一自分がまたは家族が胃がんにかかってしまったら、最初は取り乱し、右往左往するであろう。そんな時にこれらの胃がんの闘病記を手にして冷静さを取り戻して大切なものをみつけられる。

現在は胃がんとは無縁で幸い健康体でいられる時にこそ、この種の闘病記の一冊に目を通すのも参考になりそうだ。

多数ある胃がんの闘病記であるが大きさはB5サイズが多くで厚さも1cmくらいの手軽さで装丁はデザインも色調も明るいパステルカラーが多く、従来の重苦しく深刻な感じは外見上は見当たらない。

しかし無論その内容は、明るく、元気なはずはないのだが、著者たちの前向きな気持ちが反映されているのかもしれない。